2014年05月06日
これを使って、
これは何でしょう?

医療器具っぽく見えるかも…

医療器具っぽく見えるかも…


これは 魂柱(こんちゅう)を立てる為の道具(ヴァイオリン/ビオラ)です。
魂柱
名前のとおり弦楽器にとって大事な「魂」「柱」
楽器の内部にあります。

弦の音は、駒、魂柱から楽器全体に伝わっていきます。
魂柱がない状態で音を出すと…響きがイマイチ

本体にくっつけているのではなく、突っ張っているので、時には中で倒れてしまうことも

倒れた魂柱を元に戻そうにも…ヒトの指は中に入りません。
(・_・;
ここで「魂柱立て」が登場♪

f字孔から中に入れて、尖った部分(画像下)を、魂柱の切れ込み(穴)に差し込んで起こし、反対側(画像上)で調整します。

魂柱立てに巻いているテープは、楽器を保護するものです。
f字孔から中に入れた際に、楽器を傷つけてしまわないよう

弦楽器を扱っている楽器店がない奄美大島。
団員の皆さんはもちろん、団員以外の方でも、お持ちの楽器の魂柱が倒れてお困りの際は、奄美オーケストラへご相談ください。
何より、魂柱が倒れないよう心がけが大事です。
まずは駒がナナメになっていないか、日頃から気をつけましょうね。

魂柱は、位置が変わると音がぜんぜん違うんです。
駒の真下より少し上(あごのほう)が基本です。
ヴァイオリンは駒の真下くらい、ビオラはもう少し離します。
駒から離れれば、低音が響くようになると言われています。