2014年04月22日
珍楽器Ⅲ
これはなんでしょう?
左から①・②・③と番号付けしまして
①ヴィオローネ
1600年代作のコントラバスの前身
6弦ありますし フレット(押さえる部分の仕切り)があって
まるでギターのお化け

②ウィーン式コントラバス
1739年作
弦は5弦に減るも 指板(左手で押さえる部分)にはいまだ上記
ヴィオローネと同じフレットがあります
③現代の一般的なコントラバス
最近は5弦コントラバスが出てきましたが
(オーケストラの演奏家など使用)
指板にフレットはありません
学校やアマチュアの演奏ではいまだ4弦が一般的
奄美オーケストラでも全員4弦コントラバスを使用しています

コントラバスは現代の「ヴァイオリン属」と
旧上記「ヴィオール属」の中間属の楽器です。
ヴィオール属の名残り
①弦の音の間隔が4度(ミ・ラ・レ・ソ)
(ヴァイオリンからチェロまでは5度間隔)
②本体の上部がヴァイオリン(~チェロ)属と違って
少しとんがっています なで肩?!
下の写真でご確認ください
コントラバスだけ上部がとんがっています
少しでも楽しんでいただけたら幸いです

