2013年12月27日
カラオケで第九!
今回の第九演奏会を機に「第九を歌ってみたい」という方も、きっといらっしゃることでしょう。
そんな方におすすめ。
なんとカラオケ
で第九を歌うことができるのです!
藤澤ノリマサさん
「希望の歌〜交響曲第九番〜」
曲のサビの部分が第九の大合唱(543小節〜)のフレーズです!

興味がある方は、ぜひ聴いて&歌ってみてくださいね!
そんな方におすすめ。
なんとカラオケ

藤澤ノリマサさん
「希望の歌〜交響曲第九番〜」
曲のサビの部分が第九の大合唱(543小節〜)のフレーズです!

興味がある方は、ぜひ聴いて&歌ってみてくださいね!
2013年12月27日
いじられキャラ?
こんにちは ビオラのAです。
本日は、年末の暇つぶしになればと、オーケストラ関連の面白い話を考えていたのですが
オケ+ネタといえば避けて通れないのが「ビオラジョーク」。
ビオラ弾きだからこそ書ける話題かと思います、年末年始の暇つぶしにでもご一読ください。
まず、ビオラジョークをご存じない方のために、いくつかご紹介します。
-世の中には2種類のビオリストがいる。下手なビオリストと、死んだビオリストだ。
-なぜビオラの楽譜はアルトクレフなんですか?
-違う音を弾いていることが、ほかの楽器奏者にばれないためです。
-バッハ先生がカノンを作曲するに至った理由は?
-2人のビオリストがユニゾンで弾いているのを聞いたそうです。
-バイオリンが盗まれないようにするにはどうすればいいですか?
-ビオラケースに入れましょう。
興味のある方は ビオラジョーク で検索してみてください、人生嫌になるほど出てきます♪
ビオラがオーケストラ・ジョークの笑いネタというのは、伝統的なオケの通例(?)です。
これについて、バイオリニストのマクシム・ヴェンゲーロフ氏などは、「なぜビオラがこれほど笑いネタになるのか」と憂慮しておられますが、一般的にビオラ奏者はそう迷惑がっていないようで。ここらへんがビオラに落ちる理由なのかもしれません。
では、いつからビオラがジョークのネタになったのか。
作曲家エクトル・ベルリオーズは、1844年の著書 「管弦楽法(Treatise on Instrumentation)」で、ビオラおよびビオラ奏者について、以下のように述べています。(抜粋+解説)
----------------------------
《 ビオラについて 》
ビオラは、バイオリンよりも5度低く調弦された楽器で、楽譜はアルトクレフで記される。奏法は前チャプターで述べたバイオリンのそれと同様であるため、ぶっちゃけ5度低いバイオリンという考え方もできる。 他に類のない独特のメランコリックな響きをもつ楽器であるにもかかわらず、オーケストラにおいてはメロディを1オクターブ低く弾くとか、ベースラインを1オクターブ高く弾くといった、非常に残念な扱いを受けている。
だがこれには理由がある。
まず18世紀の作曲家の多くはビオラをどう扱っていいかわからなかった。当時ハーモニーといえば3混声が主流であったため、4番目のビオラの扱いに困った作曲家はメロディあるいはハーモニー、ひどい場合は両方混在のオクターブ弾き、という荒業を躊躇なくビオラに課した。
18世紀(1701~1800年)
また、残念ではあるが当時ビオラ譜に複雑なパッセージを盛り込むことはほぼ不可能だった。なぜなら当時 ビオリストはあまり上手でないバイオリニストから選ぶのが一般的だったため、結果としてバイオリンもビオラも弾けない奏者がビオラを担当するのが常であったのである。
現在(1844年)においても、このビオラに対する暴挙は存在する。一流のオーケストラにおいてさえ、バイオリニストよりも技量のあるビオリストは未だ少ない。しかしこの冷遇による実害は徐々に認知されつつあり、ほんの少しずつではあるが改善傾向にある。
-----------------------------
もとバイオリン弾きとしては耳の痛い内容ですが、この事実をバッサリ指摘できたのはベリオーズ先生くらいのものでしょう。ようするにジョークは事実だっ
ビオラは、楽譜は誰も読めないアルトクレフなのに楽器はフリーサイズという、非常に個人主義な楽器です。
フリーサイズが行き過ぎて、昔はこんなビオラもあったようで。
バッハが愛したビオラ・ポンポーサ(写真はウィキペディアより転載)

こんなの弾いてたのも、ジョークネタになった理由のひとつかもしれませんね。
-*-*-*-*-*-
2nd violinのIから補足です。
併せて槇原敬之さんの「ビオラは歌う」を検索してみてください。
ちなみに、NHKみんなのうた
でも登場しました。
本日は、年末の暇つぶしになればと、オーケストラ関連の面白い話を考えていたのですが
オケ+ネタといえば避けて通れないのが「ビオラジョーク」。
ビオラ弾きだからこそ書ける話題かと思います、年末年始の暇つぶしにでもご一読ください。
まず、ビオラジョークをご存じない方のために、いくつかご紹介します。
-世の中には2種類のビオリストがいる。下手なビオリストと、死んだビオリストだ。
-なぜビオラの楽譜はアルトクレフなんですか?
-違う音を弾いていることが、ほかの楽器奏者にばれないためです。
-バッハ先生がカノンを作曲するに至った理由は?
-2人のビオリストがユニゾンで弾いているのを聞いたそうです。
-バイオリンが盗まれないようにするにはどうすればいいですか?
-ビオラケースに入れましょう。
興味のある方は ビオラジョーク で検索してみてください、人生嫌になるほど出てきます♪
ビオラがオーケストラ・ジョークの笑いネタというのは、伝統的なオケの通例(?)です。
これについて、バイオリニストのマクシム・ヴェンゲーロフ氏などは、「なぜビオラがこれほど笑いネタになるのか」と憂慮しておられますが、一般的にビオラ奏者はそう迷惑がっていないようで。ここらへんがビオラに落ちる理由なのかもしれません。
では、いつからビオラがジョークのネタになったのか。
作曲家エクトル・ベルリオーズは、1844年の著書 「管弦楽法(Treatise on Instrumentation)」で、ビオラおよびビオラ奏者について、以下のように述べています。(抜粋+解説)
----------------------------
《 ビオラについて 》
ビオラは、バイオリンよりも5度低く調弦された楽器で、楽譜はアルトクレフで記される。奏法は前チャプターで述べたバイオリンのそれと同様であるため、ぶっちゃけ5度低いバイオリンという考え方もできる。 他に類のない独特のメランコリックな響きをもつ楽器であるにもかかわらず、オーケストラにおいてはメロディを1オクターブ低く弾くとか、ベースラインを1オクターブ高く弾くといった、非常に残念な扱いを受けている。
だがこれには理由がある。
まず18世紀の作曲家の多くはビオラをどう扱っていいかわからなかった。当時ハーモニーといえば3混声が主流であったため、4番目のビオラの扱いに困った作曲家はメロディあるいはハーモニー、ひどい場合は両方混在のオクターブ弾き、という荒業を躊躇なくビオラに課した。
18世紀(1701~1800年)
また、残念ではあるが当時ビオラ譜に複雑なパッセージを盛り込むことはほぼ不可能だった。なぜなら当時 ビオリストはあまり上手でないバイオリニストから選ぶのが一般的だったため、結果としてバイオリンもビオラも弾けない奏者がビオラを担当するのが常であったのである。
現在(1844年)においても、このビオラに対する暴挙は存在する。一流のオーケストラにおいてさえ、バイオリニストよりも技量のあるビオリストは未だ少ない。しかしこの冷遇による実害は徐々に認知されつつあり、ほんの少しずつではあるが改善傾向にある。
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もとバイオリン弾きとしては耳の痛い内容ですが、この事実をバッサリ指摘できたのはベリオーズ先生くらいのものでしょう。
ビオラは、楽譜は誰も読めないアルトクレフなのに楽器はフリーサイズという、非常に個人主義な楽器です。
フリーサイズが行き過ぎて、昔はこんなビオラもあったようで。
バッハが愛したビオラ・ポンポーサ(写真はウィキペディアより転載)
こんなの弾いてたのも、ジョークネタになった理由のひとつかもしれませんね。
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2nd violinのIから補足です。
併せて槇原敬之さんの「ビオラは歌う」を検索してみてください。
ちなみに、NHKみんなのうた
