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2013年11月29日

この時期の練習-皆様ご自愛くださいますように

11月の最後の週に入ってから、一気に寒さが増してきましたね。

第九演奏会も近くなって、皆様の練習にも熱が入っていることでしょう。
まさかとは思いますが、こんなに寒いときに、いきなりプレスティシモの練習から入るような無茶はしてませんか?

寒いときは筋肉がこわばるので、練習のはじまりには注意が必要です。
ここで無理な練習を重ねて、腱鞘炎にでもなったら大変です。
いまは特に痛みのない方も、音楽をする者の心得として、是非ご一読ください。




1 弾いて痛みを感じる場合は、指導の先生に相談しましょう


季節に関係なく、首、肩、腕、指、背中、腰、あご、など、練習したら必ず痛む部分があれば、先生に相談しましょう。今痛いということは、将来ずっと痛い可能性が高いです。
弾き方にヘンな癖がついているとか、姿勢が悪いとか、肩当が合わないとか、理由はたくさんあります。ちょっとした変更で改善できるかもしれませんし、早目に相談しましょう。


2 まず準備+指ならし!

寒いと、筋肉は固くなるので、ほぐしてから練習を開始しましょう。いきなり動かそうとすると、筋肉が無理をして、肉離れや腱鞘炎につながることもあります、この季節は前準備を必ず行いましょう。

前準備: 部屋を暖める、お湯で手を洗う、手袋などで指先をカバーしておく、肩掛けをかけるなど、あらかじめ体や練習環境を暖めて、血のめぐりを良くしておきます。

指ならし: 指を動かすための、練習曲を準備しておいて、練習のはじめに弾く習慣をつけるといいです。弾きやすい曲なら、なんでもいいと思います。

おすすめは音階です。
バイオリンなら、ハッペルベルのカノンを弾いてみても…。



3 腱鞘炎

楽器が壊れるより怖いのが、自分がこわれてしまう腱鞘炎 です。腱鞘炎に規定はありませんが、長時間の練習をつづけたあとで、指、腕、演奏で使う筋肉などに

《痛みがある、ひきつる、痺れる、違和感がある≫

こういうときは、すみやかに練習を中止してください。

ぶっちゃけ 弾きすぎです。
コンサートが近い、早く上手になりたいという焦りはわかりますが、弾きすぎて上手になっても
腱鞘炎になったら、下手すれば何年も弾けなくなります。


寒くなるこの時期、また、第九に夢中になっている今だからこそ、気をつけてくださいね~。  

Posted by 奄美オーケストラ  at 11:19豆知識&こぼれ話